ガラス張りの吹き抜けエントランスに、受付と待ち合いの椅子が3脚程度あります。お客様には電話で各部署に取り次いで頂くのですが、電話を受ける側に声がエコーのように聞こえてしまい聞き取れず、失礼ながら聞き返すことが多いのです。待合ロビーにも電話の声が全て漏れてしまい、うるさく感じられるとの話も上がっています。解決方法はないでしょうか。

オフィス案件では、大掛かりな改善方法とピンポイント改善の二通りに分かれることが多くあります。今回の場合は後者の方法を提案します。ミニ電話ボックスとも言いますか、吸音材と防音パネルを用いた、箱形ナレーションブース を卓上用に改修し、電話台に設置します。箱形で高価になってしまう場合には、電話で話をする場所に吸音パネルで左右を挟み込むように配します。電話口の会話を吸音パネルが吸収するので、受話器への反響音の返りがなくなります。簡易な方法ではありますがコストパフォーマンスの高い方法です。